深大寺へ(1)
お天気も良いし、風も爽やかで、こんな気持ちの良い日は自然を楽しのもうかと、深大寺にある「神代植物公園」に行ってきました。
整備の行き届いた庭園の中で、その季節毎の花や木が楽しめます。
この時はツツジが咲き始めている途中でした。
自然のグラデーションに思わずため息です。
木のみを楽しむ催しを覗くと、これを突然おじさんに手渡されました。
最初は芋虫かと思いました。
これはどんぐりの帽子を繋げたもの。
動きが、妙に本物っぽくてクネクネとしています。
アレコレと話しているうちに、縁起物だからとこの実を頂きました。
「なにの実ですか?」と聞くと、「ムクロジという実だよ。」とのこと。
「漢字で書くとね、無患子と書くんだ。あなた方はご夫婦だろ?子供が患わ無い、病気にならないという意味で縁起物なんだよ。」
中の実は羽子板の羽でつかうそうです。
「良く跳ねるんだ。」と地面に投げて、跳ねる様子を見せてくれました。
おじさんは子供に戻った様な、ちょっと得意げで悪戯っ子の笑顔。
きっとこうして沢山自然と遊んでいたんだろうな、そう思うとおじさんの子供の頃がありありと浮かんできました。
大人の表情に戻ったおじさんから「これもオマケであげるよ。」と羽もいただきました。
私達にはまだ子供がいませんが、生まれたらこの実に健康を祈願して、いつかこの羽で羽子板を一緒にしようと話しました。
おじさんの気持ちに、心が温かくなりました。
園内はいたる所に花があります。
藤の花や、
ベゴニアの多様な花に魅了されながら、テクテクと歩きます。
歩き疲れて一休みすることにしました。
八王子の牧場の生乳を使ったソフトクリームとジェーラートを買って、芝生に寝転んで食べました。
こちらはフェイクです。
大好きなサボテンの成長を観察・・・・。
こんな風に大きくなって、花を咲かせるんですね。
園内は美しいもので溢れていました。
ふと野草のように園内あちこちに咲いている花に目を止めると、「アメリカンデイゴ」=(漢字で書くと「亜米利加梯悟」!!凄い!ヤンキー漢字みたいですね。)という名前とわかりました。
塩に強いそうです。
こんな野趣のある花も素敵ですね。
将来海の近くに住もうと話していた私たちは、庭にこんな素朴な花を沢山植えたいねと話しました。
日も暮れてきました。
盛りを過ぎた菜の花に見送られて、園内にお別れです。
目に入るもの全てが、綺麗なものという幸せ。
ちょっと名残惜しいですが、今度はバラの季節に来ようと後にしました。
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by staub_love | 2010-05-02 08:47 | 番外編(旅行・おみやげ)